Re: 腹痛時に... ( No.1 ) |
- 日時: 2004/03/05 10:58
- 名前: 愉和 清水
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- 清水と申します。
出産時は骨盤がわずかですが開きます。そして出産が終わると左右同時にではなく、交互に閉じていきます。 両方閉じた時点で起きるのが宜しいのですが、なかなか現代の産院のありかたは難しいようです。 座骨神経痛は妊娠時に割とみられる症状ですが、その治療時におこなった牽引にも原因があるかもしれません。よくなる方もおられますが、引っ張ることで体が反発し、硬直してしまう方もおられるのです。 これらの要因が合わさったのと、現在また妊娠しておられ、からだが過敏になっておられるところが考えられます。 若干詳しく書きますと、硬直が腰椎の2番に及び、またそれが連動して胸椎の6,7番にも波及しますと消化器の不調があらわれる可能性が出てきます。 文面だけしか拝見してませんので、可能性といういい方しかできないのですが、妊娠されていることでからだが敏感になっているという見方もできますし、両方ということもあるかもしれません。 おそらくですが、根本は骨盤から腰の骨にかけての部分にある印象を受けます。
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Re: 腹痛時に... ( No.2 ) |
- 日時: 2004/03/05 11:11
- 名前: 愉和 清水
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- で、どうすればいいかですが、内科的な症状も出てますので、産婦人科をとりあえず受診されてはいかがでしょうか。
その上でからだのバランスを戻すようにすればいいのでは。 ただし、現在妊娠されておりますので、衝撃の強い療法は避けておいたほうが宜しいでしょう。うつぶせも難しいと思いますので、仰向けのままできて、辛さのないものがよいと思います。 操体法などは心地よさの感覚を体に通す療法なのでおすすめなのですが、技術を定式化できないため、効果の出る操法をできる先生が少ないのが現実です。 からだが辛いまま行きますと、逆子になる可能性も出てきます。それは、子供も辛いからなのです。 宜しければ、もし近所に私の太鼓判を押せる先生がいればお教えできるかもしれません。ただ、ここの他の先生方のほうが紹介できる先生は多くおられるようです。そちらも参照されてはいかがでしょう。 素晴らしい先生方ばかりなので、快く教えてくださると思います。
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Re: 腹痛時に... ( No.3 ) |
- 日時: 2004/03/05 12:20
- 名前: ひとたん
- 清水先生、ご丁寧にお答えいただきありがとうございます。
骨盤の仕組みのこと、初めて知り参考になりました。私は島根に住んでおりますので、残念ながらそちらのほうまで通うことができませんが、産婦人科でも相談してみようと思います。 逆子の可能性もあるということで、子どものためにもこれ以上ひどくならないように気をつけたいと思います。操体法についてもこちらのほうでできる先生がいらっしゃるか調べてみようと思います。 お忙しい中、ありがとうございました。
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Re: 腹痛時に... ( No.4 ) |
- 日時: 2004/03/05 15:19
- 名前: げんき本舗治療院 羽山
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- まれに、妊娠中、お腹の不調と共に腰痛が出る方がいらっしゃいますね。多くは心配ないですが、念のために医師の診察を受けてください。
お話のような症状の他、余談ですが、逆子の治療も鍼灸では行います。特に灸治療では、逆子を扱いよく改善しています(足の小指の先などにすえます)。古くから開業している鍼灸院ですと、逆子治療をしているところもあると思います。
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Re: 腹痛時に... ( No.5 ) |
- 日時: 2004/03/05 18:17
- 名前: 愉和 清水
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- 清水です。
逆子の件はあまり気にされないようにしてください。 要は、子供は自分にとって一番気持のよい体勢をとるということです。ですから、母体が気持のよさを味わうようにしていれば、逆子になる「必要がない」ようになるということなのです。 また、お腹の中にいるときから育児は始まっています。 ご自分でお腹に手を当てて気を送ってみたり(イメージで結構です)、話しかけてみたりしてください。 ご主人様もお腹に手を当てたり話しかけたりするとよいでしょう。 「君は男の子?それとも女の子?」とかいうふうにです。 手を当てて、家族で一体感に包まれますと子供も気持が よいですし、もちろん母体にもよい効用があります。 逆子になった子供に「君、そりゃ逆さまだよ」と言うと、ぐるっと向きを変えて元に戻ることもあります。 就学してからの成績向上などというあざとい胎教とは違い、その子が溌剌と生きる力を持って生まれてくるための育児なのです。 もちろん母親もできるだけ心地のよい感覚を持つようにし、子供とその感覚を共有します。 そして子供からの反応、意志を感じとるようにされると宜しいと思います。
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Re: 腹痛時に... ( No.6 ) |
- 日時: 2004/03/05 18:38
- 名前: 愉和 清水
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- 現在の症状も妊娠生活も、ともにひとつのものとして扱うことが大切です。
そしてこれらのバランスの調和がとれれば、症状にもよい影響をもたらすと思います。
実際、羽山先生のおっしゃるように、鍼灸も現在のひとたんさんの症状にはよいと思います。 ただやはり先生次第ですので、院の選択は慎重にされたほうがよいでしょう。 実は操体法はマイナーな療法な割に看板に掲げる先生は多いのです。 しかし本当の操体法がわかるようになりますと、他の療法と併用はしなくなります。これは優れているかどうかという問題ではなく、方向性が違うのです。 ですから、操体法をお選びになるようでしたら、専門でやられている先生であることが条件です。
受胎したということは、ひとたんさんのからだが自分で大丈夫だと判断したからです。 ただ今後、大きな衝撃やショックを受けないようにして頂き、療法もそのようなのをお選びになってください。
長々失礼しました。
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Re: 腹痛時に... ( No.7 ) |
- 日時: 2004/03/06 09:29
- 名前: ひとたん
- 羽山先生、清水先生、ありがとうございます。
私がゆったりした気持ちでいなければ、当然お腹の子は気持ちよくないですよね。せめて、腰痛に対するストレスを溜め込まないようにしたいと思います。 逆子が鍼灸で改善されるというのは初めて聞きました。今のところ逆子ではないようですが、頭の片隅においておこうと思います。 いろいろありがとうございました。
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