側彎症って

側彎症って

日時： 2004/03/23 22:38

名前： なお

先日ＭＲＩで側彎症（腰椎椎間板膨隆）と診断されました。これってどんな病気で完治はするのでしょうか？

日時： 2004/03/24 16:05

名前： かわさき

はじめまして。カイロをおこなっているかわさきと申します。側彎症について一般的なことを申し上げます。

身体を前後から見たときに歪んでいる状態ですが、特別な病気まで含めると、その原因は３０以上にも分類されます。分類の仕方も色々あるのだとは思いますが、大きく二つに、構築性と非構築性に分けられます。

構築性側彎症は骨自体に奇形があったり、変形していたり、筋ジストロフィーや骨折、手術後の変形などその原因の改善が難しいものです。（特発性、神経性、先天性など）従って側彎の改善も難しいとされています。
非構築性側彎症には、習慣や痛み、サブラクセーション（背骨の関節の障害）等が原因で歪むもので、これは十分改善する可能性があるものです。

椎間板膨隆は、特別な病気で椎間板が肥厚（膨隆）するというようなことを聞いたことがありますが、なおさんの場合はそういうことではなく、おそらくヘルニアの手前という意味の膨隆だと思います。これは担当の医師に確認されることをおすすめします。

なおさんの側彎の原因がなになのかを突き止める必要があります。（原因は一つではありませんが）それによって、どれだけ改善するかも決まります。

では、お大事にして下さい。

日時： 2004/03/24 16:18

名前： 壮快カイロプラクティック　松本　斉

側彎症とは、その字の示す通り脊柱が側方に彎曲した状態です。原因によっていくつもの種類に分類されます。
大きくは「機能的側彎」と「構築性側彎」に分かれます。
「機能的側彎」の場合は椎間板ヘルニアなどの痛みに対し、反射的・防御的な筋肉の拘縮によって発生する「疼痛性」と、脚長差や骨盤の傾斜などに対して代償的に彎曲する「代償性」があります。
どちらも痛みや脚長差などの原因を取り除くことで矯正されます。

一方、「構築性側彎」は椎体（背骨を構成する一つずつの骨）の変形や捻れ等により起こり、先天的なものや進行するものなど多々あります。

もし、なおさんの側彎が前者（機能性）なら原因を取り除く治療（手技療法の施術を含めて）で解決できると思われます。
構築性の場合は、担当医師によくお話を聞いてください。