Re: カイロの治療方法について質問 ( No.6 ) |
- 日時: 2005/05/04 19:57
- 名前: αカイロプラクティック小倉東 <alpha_chiro374976@ybb.ne.jp>
- 参照: http://www.geocities.jp/alpha_chiro7/
- カイロプラクティックで治るヘルニアであれば、椎骨のゆがみを整えるだけで、椎間板にかかる圧力が均一になりますので、はみ出していた部分が自然と中央に戻り、椎間板そのものを押し込む必要はないのです。
椎間板を押し込めなければならないというのは、技量不足を補うための愚かな行為だと思いますよ。ひどい痛みが伴うのはもってのほかです。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.7 ) |
- 日時: 2005/05/06 18:33
- 名前: 千駄木治療院
- 参照: http://homepage3.nifty.com/sendagichiro/
- はじめまして
ヘルニアの出方というのはいろいろなパターンがあるのですが、膨張している(脊柱内に隆起している)場合は、αカイロの先生が仰っておられるよう中心部分に戻る、 大きく突出している場合は、異物として吸収されると私は考えています。ただ、どちらがどっちとはっきり区別できるものではないでしょう。
少なくともカイロで押し込むという概念はないはずですし、押し込めるものではありません。あくまでも戻りやすい、吸収されやすい環境作り→結果として、戻るなり、吸収されるなりして症状が早く緩和していくと考えていただければよろしいかと思います。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.8 ) |
- 日時: 2005/05/06 19:48
- 名前: さとみ
- 一端出たヘルニアが元に入り込むかどうかということはカイロ治療の真髄の点だと思います。小倉先生がゆがみが整えば椎間板の圧力は均一は理解できますがそれがはみ出した部分が自然に入り込むことは理解出来ないです。自然に入り込むような筋肉ではなく筋で防御されていて簡単に椎間板から出にくい構造であると本で読みました。千駄木先生の膨張している=まだ出ていないのはへこむこと十分わかります。大きく突出している場合は異物?ちsて吸収される?の意味がわかりません。異物として何処に吸収されるのでしょうか。貧食作用のことでしょうか。戻りやすい、吸収されやすい環境作りということはどのようなことでしょうか。。環境=椎間板を均一にした。しかしそうなればもどるのでしょうか。椎間板のあつい壁をまた越えて中に入り込むのでしょうか。また吸収とはどこに吸収なのでしょうか? せっかくのお答えに理解できずにすみませんが私たちにわかりやすいお言葉で教えて下さいませ。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.9 ) |
- 日時: 2005/05/07 13:40
- 名前: αカイロプラクティック小倉東 <alpha_chiro374976@ybb.ne.jp>
- 参照: http://www.geocities.jp/alpha_chiro7/
- 言葉だけでは、ご理解いただくのは難しいのかもしれませんが、私なりに説明してみます。
椎間板の構造は、まわりの線維輪という部分とその中にあるゼリー状の髄核から出来ています。例えると何重にも重ねた円柱形のビニール袋のなかにゼリー状のものが詰まっているもの、椎骨を円柱形(便宜上ビニール袋と同形とします)のまな板とし、通常ピッタリきれいに重なってるとします。たとえば上のまな板が左下に傾いた場合、ビニール袋が右側に膨らんでしまいます。ですが上のまな板の傾きを元に戻すと、ビニール袋の形状も元に戻るといった具合です。 椎間板ヘルニアは、大きく分けて脱出型と膨隆型があります。その他詳しいことは、よくわかる!椎間板ヘルニアの勘どころ(http://hernia.lumbar.jp/)をご覧下さい。 私が申し上げているのは、カイロプラクティックの場合、膨隆型にたいしては、椎骨のゆがみをとり、椎間板にかかる圧力を均一にすることで、片側に膨らんだものが元の状態にもどりやすくなるということです。脱出型の場合は、中の髄核(ゼリー状のもの)がでていますから、椎骨を整えても元に戻すことは出来ません。貧食細胞による自然治癒力での回復によりますから、直接的に手技でどうなるものでもなく、椎間板が修復された後に椎骨を整えることで負担を軽減するということになります。おわかりいただけましたでしょうか?
宮下先生 いろいろと補足説明をしていただきまして有難う御座います。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.10 ) |
- 日時: 2005/05/07 13:45
- 名前: 千駄木治療院
- 参照: http://homepage3.nifty.com/sendagichiro/
- ご説明がわかりにくかったようなので再度回答いたします。
膨張型に関してはご理解いただけているようですので、出てしまった脱出型についてですが、元の位置に戻るのではなく、押し出されたヘルニアは血液の豊富な硬膜外腔(神経の通っている空間 この神経を椎間板からはみだした髄核が圧迫している状態を椎間板ヘルニアといいます)に出ますので、そこで細胞に吸収されていくと意味で申し上げました。
一旦出たヘルニアをカイロの治療で元に戻すというのがカイロ治療の真髄ではなく、あくまでも椎骨の状態をバランスのいい状態に戻してあげること、そして治りやすい状態にしてあげることがカイロ治療(骨格に対する治療)の本質だと考えています。そのあとは、それぞれの治癒力で治っていくもので、その手助けをしてあげることまでがわれわれにできることだと思います。
まだご不明な点があれば、ご遠慮なくお書き込みください。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.11 ) |
- 日時: 2005/05/07 19:57
- 名前: さとみ
- すっごく良くわかる説明で感謝もうします。もやもやしていたカイロの治療方法についてやっと気持ちよく納得する事ができました。お礼申し上げます。
膨張型のケースにはカイロは大変有効だという理論ですね。私もそう思います。問題は出てしまった場合です。知らなかったですがやはり貧食作用と言うのがあるのですね。先生が貧食細胞による自然治癒力での回復によりますから、直接的に手技でどうなるものでもなく、椎間板が修復された後に椎骨を整えることで負担を軽減するということになります。よくわかりました。とこれで貧食細胞がヘルニアを食い尽くすのにはどれぐらい時間が要するのでしょうか。もう少しわかれば教えて頂けませんでしょうか。なおやはり突出してしまった椎間板ヘルニアにはカイロの先生もヘルニア自体をなくすとか押し込むとかすることは不可能であり貧食作用の進行に並行して骨格の治療を行うということですね。ある意味で非常にショックでした。また椎間板ヘルニア(突出した)を治す道が一つ消えましたことが残念です。貧食作用是非教えて下さい。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.12 ) |
- 日時: 2005/05/07 21:02
- 名前: げんき本舗治療院 羽山 <genkihonpo@nifty.com>
- 参照: http://genkihonpo.com
- 通常、貪食作用が働き、飛び出た部分が改善するのは3ヶ月くらいです。
さて、カイロプラクティックではどのように考えるのか私はカイロの専門外でわかりませんが、実際に治療をしていると、MRIでは明らかにまだヘルニアが改善していないのにもかかわらず、痛みは軽減或いはなくなるというのはよくあることです。大きなヘルニアが見つかったという人を、1回から数回の治療で改善させたという経験を、そこそこの腕を持つ先生なら持っていると思います(多分ヘルニアはそのままです)。 実はヘルニアについてはよくわかっていないことも多く、ヘルニアがあっても痛みが必ず生じるとも限りません。 昨年でしたか、アメリカのどこかの大学が調査したところ(すみません、大学名を失念しました)、腰痛のない人の60パーセントに腰部のヘルニアが見つかったという報告もあったようです。 オステオパシーでは、痛みの原因のあるところに何らかの刺激が加わると、それが脳の痛みを感じているところに働き痛みのスイッチを切る、という理論があります(すみません、その方面の専門の先生の受売りなので上手に書けません)。ですから、痛みを取るのに適切な何らかの刺激が加わると、それがカイロプラクティックの手技であっても、原因であるヘルニア自身が充分に治っていなくても痛みを感じなくなる、つまり、脳の痛みを感じる回路が消失するということも充分考えられます。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.13 ) |
- 日時: 2005/05/07 21:35
- 名前: さとみ
- 有り難うございました。3か月という明るい目標が出来ました。腰痛は怒りである 長谷川先生の本で読んだように思います。いろんな治療法があり迷います。カイロにもまだ未練ありますが。
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.14 ) |
- 日時: 2005/05/08 10:28
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- 以前にも書いたことがあるのですが、TMS理論というのは、いわば怒りなどの心の問題としてヘルニアも含む腰痛を扱っています。
しかし、TMS理論を古いものとして葬り、新しい理論もまた出てきているようです。
このように、治療理論というのはどんどん新しいものが出てき、その新しい理論も、そのうちまた別の新しい理論にとって代わられるでしょう。
ただ大切なのは、どれが間違っていてどれが正しいとか、古い理論は間違いで新しいのが正しいということではなく、いずれも正しい面はあるのだと考えた方がよさそうです。
私がつとに思うのは、「物理的状態」にとらわれてしまうことが間違いを犯す元になってしまうのではないかということです。 物理的な状態にとらわれているから、オペをしても症状が残ったり、その先生のようにヘルニアの部分を押し込んだりしても当然よくならないわけです。 ご本人も物理的状態にとらわれますと、潜在意識的に腰痛を誘発しやすくなる傾向もあるようです。 ヘルニアが存在しても症状が出ないケースがあるのは羽山先生もおっしゃる通りです。
思うのですが、同じヘルニアという症状名でもそれぞれの経緯は異なりますのでからだの状態も千差万別で、おこなうべき施術も当然違ってくるのではないでしょうか。 ですからマニュアル的な施術でよくなるわけもありません。 ただ必ず共通するのは、岡田先生や宮下先生がおっしゃるように、全身のバランスをとることです。 これなしに患部だけをどうこうしようとしても、一時的な緩和はあるかもしれませんが、根本的改善にはなりません。
続きます・・
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Re: カイロの治療方法について質問 ( No.15 ) |
- 日時: 2005/05/08 10:36
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- その上で椎骨やその脇にこわばりや硬結が生じていれば、それを解くことで(操者の実感としても)改善の手応えがあったりします。
手を当てていても、自然によくなろうとする変化が感じられることもあります。
本来、治すのは医者や治療家ではなく、ご本人のからだです。 バランスがとれたり「つかえ」がとれてきますと、からだそのものも快復しようという勢いが出てきます。 たとえば施術直後も当然改善の実感はありますが、日が経つにつれて症状が軽くなっていくということも珍しくありません(もちろん症状の深さ、年齢などによって変わってきます)。
ですから大切なのは、どれだけそのからだに合った施術ができるかではないかと思うのです。
何カ所もヘルニアが出ていたり、激痛で生活が破綻していたり、排尿障害があったりしても、ほぼ例外なく快復しているのを見ても、物理的要因が大本ではないというのが実感です。 大本のものとは、目にはさやかに見えないものなのではないのではないかとひそかに思っています。
治療院などにかかるときですが、多くとも2回受けてみて改善の実感がないようでしたら、そこはおやめになった方が宜しいと思います。
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