Re: 痛みと心の関係は? ( No.1 ) |
- 日時: 2006/01/22 10:46
- 名前: 冨岡カイロプラクティックオフィス <tcokobe@yahoo.co.jp>
- 参照: http://tco-kobe.net/
- この考えには否定的な先生も居られるでしょうが、わたしは一理あると考えます。
当然、全てが心理的とは考えませんが・・・
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.2 ) |
- 日時: 2006/01/22 13:36
- 名前: まーぶー
- 富岡先生 お返事有難う御座います。
身体の治療をせずに心理面だけの治療で治ればすばらしいことですが・・・。 今、そのTMS理論に関する本を読んでいるところです。内容からすると、現在の整形外科治療を根本から否定するような内容で、正直どうしたら良いのか悩んでいます。症状は椎間板ヘルニアから来る典型的な坐骨神経痛です。 やはり、心理面+身体へのアプローチも必要なのかな?? カイロ等の骨格の矯正も必要なのかな? 坐骨神経痛にもカイロは有効なのでしょうか? 悩んでいます・・・
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.3 ) |
- 日時: 2006/01/22 13:50
- 名前: まーぶー
- 私は奈良に住んでいますが、単身赴任で週末しか奈良にいません。
近い所でよい先生はいらっしゃいませんか?
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.4 ) |
- 日時: 2006/01/22 21:35
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- TMS理論というのは、サーノ博士の、心が体に及ぼす影響によって筋肉の緊張が起こり、骨格等の歪みとは無関係に痛みが起こるというものですね。
富岡先生のおっしゃるように、確かに一理あると、私も考えます。 実際に、そのような症状の方も見ました。
しかしTMS理論そのものは、心と体を切り離した考えです。 もともと心と体を分けるべきではないと思うのです。
心と体は一緒のもので、あるいは表裏としてとらえなければ、治療成績は上がらないのではないでしょうか。 確かに、(詳細は端折りますが)日々操法をしていても、心の問題を抱えておられる方は多いと実感いたします。
たとえば骨格を調整して、腰痛が治るのは、TMS理論ではプラシーボ(偽薬、つまり気のせい)と言います。
ところが、その説明では腑に落ちない部分が出てきます。 私のことで例を挙げますと、私の施術は、非常にソフトです。 受けた方にとっては、手を当てているようにしか感じられないようです。 もちろん、「ここしかない場所、これしかない角度」を決めているのですが、それによって治りましても、揉みほぐしたり、骨を動かされたりしませんので、ご本人は治された実感がないわけです。 ですから治っても、頭では納得できない方もけっこうおられます。 ・・これでは、プラシーボは入る余地はありませんよね。
またたとえば、鬱病などの精神疾患は、心よりも体の問題が多いです。 背骨がこわばっていて、頭部へエネルギーが行きにくい状態になってますと、いくら向精神薬を服用しても、効果が出にくいわけです。 こわばった箇所をほどきますと、鬱状態にも卓効があります。 ことほど左様に、心と体は分かちがたいものなのです。
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.5 ) |
- 日時: 2006/01/22 21:37
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- 手技療法とは、体だけにアプローチするものだということではなく、話をしたりすることで、心がほぐれたりすることもありましょう。
ただし、この世界は玉石混淆で、技術をお持ちでない先生も多いです。 座骨神経痛も、間違いのないところであれば、改善するでしょう。
奈良ですが、おひとり、とても信頼のできる先生を存じ上げております。 この掲示板では固有名詞を出せませんので、もしもご興味がありましたら、直接メールをくださいませ。
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.6 ) |
- 日時: 2006/02/04 22:17
- 名前: まーぶー
- 愉和 清水先生
先日は奈良の先生を御紹介下さり有難うございます。 先週の土曜日にお伺いしました。明日も伺うつもりです。症状は今のところ、あまり変わりませんが、お話もよく聴いてくださいました。 先生曰く、「この坐骨神経痛はヘルニアが主原因ではないのではないか。股関節の動きの悪さもきになる」と仰って施術して下さいました。 ヘルニアの事しか頭になかったので驚きでした。 もしそうなら、整形外科医が言った「手術も考えたほうが...」って何だったんでしょうか?原因でもないヘルニアを手術だなんて!
あっそれと、TMS理論について一通り本を読みました。自分にも当てはまるところが多分にありました。読むことによって痛みも和らいだような感じも経験しました。ちょっと驚いているところです。
清水先生は先日、TMS理論は心と身体を切り離した考えと仰ってましたが、私が読んだ本では、まさしく心と身体の密接な関係を説いていました。
TMSについて、もう少し勉強してみようかな〜! 詳しい方おられましたら、ご意見お聞かせ下さ〜い。
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.7 ) |
- 日時: 2006/02/05 08:35
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- まーぶーさま、ご丁寧な報告、ありがとうございました。
直接ヘルニアが神経を圧迫して痛みを発している症状というのは、実はそれほど多くはないのではないかと、私も考えています。
オペをしてもよくならない、というのはこのようなケースではないでしょうか。
ただ、ヘルニア状態になるまでのアンバランスが、痛みを発しているのは多いでしょう。
またTMS理論ですが、「心と体を切り離した考え」という表現は適切ではなかったと思います。 ご寛容くださいませ。 どちらかといいますと、「心が体を支配している」という感じでしょうか。
以前、おひとりだけ、どうにもゆきづまった方がありました。 で、その方は、TMS理論の本を読んだら、痛みがなくなったそうなのです。 その報告を私にしてくださった方にはとても感謝しておりますが、そのときから私もその理論を勉強しました。
そして更に心と体の関係、心が体に及ぼす影響、また体が心に及ぼす影響というものを追求していきますと、分けて考えることそのものに、療法の限界があるような気がしてまいりました。
たとえば心のコリは体に表れますし、そこをほどきますと、泣くことでゆるんだりもすることもありました。 この場合は、泣きたいときにガンバってしまって、泣けなかったのですね。
感情の問題は主に消化器系に表れますし、特に腹部に多く表れます。 「腹が立つ」という言葉は、腹直筋がホントに立っているのです。 「アタマに来る」というのは、理論的に怒っているのでしょう。 「ムカツク」というのは、胸がムカムカする、つまり、日頃本当に自分のやりたいことをしてない、閉塞感のある時代を背景として、胸がつまっている、そういう感情だという気がいたします。
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Re: 痛みと心の関係は? ( No.8 ) |
- 日時: 2006/02/05 08:37
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- また、鬱病などの心身症は、体の使い方のクセなどから来るものも多く、頭部へのエネルギーのつっかえを解放することで快復させてきました。
心と体、これは便宜上分けて扱うことも必要になってきましょうが、やはりコインの表裏のように密接なもので、どちらが支配者ということでもなく、相互関係のものではないでしょうか。
そうしてみてみますと、「病気などというものはないのではないか」という気がするのです。 腰痛をはじめ、難病でも心の問題を抱えておられる方はホントに多い。 すべては、心身の絶妙なバランスのなかで、どこかが傾斜したものなのではないでしょうか。
そのようななかで、野口晴哉は潜在意識教育を通して心の方向を変え、人々を元気にしていったのでしょう。
そして、療法の理論にはさまざまありますが、すべて正しい要素はあります。 いちばんいけないのは、「これだけが正しく、他は誤り」という考え方です。
排他的な理論は残りませんし、また、臨床的にも限界があろうと思われます。
すべて医師もふくめ療法家は、つねに謙虚に、みずからの臨床を反芻しながら成長していかねばならないのではないかと、つくづく思うものです。
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