Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.1 ) |
- 日時: 2006/02/15 22:40
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- いわゆる腰痛を持つ方の、典型的な在り方とは異なります。
尻餅の前は、日常的に問題はなかったのでしょうか? 15pでも、打撲の際の呼吸のしかたによっても変わります。 息を吐ききって、吸いに転じる僅かの間隙に打ったとすれば、その衝撃は大きく、まして尾骨、あるいは仙骨なので、背骨全体がこわばってしまった可能性があります。
もしもそうだとしますと、その影響による不調は打撲箇所だけではなく、ハマさんのお母さまのように、さまざまな場所に出ます。
腸骨の回りは腰仙関節に、背中の一番下の肋骨は胸郭に、背骨の横にある腸腰筋は骨盤にも衝撃が及んでいる可能性がありましょう。
骨盤がこわばりますと、同時に消化器もこわばります。 したがって、腹部にも違和感が出るのも不思議ではありません。
もしもこのようであるとしましたら、ただ症状のある箇所だけをどうにかしようとしても、あまり意味はないでしょう。 体に残っている衝撃を解放してあげ、背骨や骨盤のバランス、弾力を戻してあげることが大切かと思います。
このような症状的な与件、また年齢的なものも鑑みますと、やたらな治療院とかに行かれても徒労に終わると思います。
とりわけ、ほぐしたり、アジャストの矯正を施したりするだけの所では難しいでしょう。 ではどういうのがよいかということですが、形だけを診ず、きちんと体の状態を読むことのできる所というのが第一条件になりましょう。
正直な話、実際に拝見しておりませんので、上記の推測が正しいのか、またこの私でもどうにかなるか、断言できません。 もしも伺える範囲にお住いで、私の定休日でよろしければ往診を承っても構いません。 もしそれで治療に能わずと判断しましたら、操法料は頂かなくとも結構です。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.2 ) |
- 日時: 2006/02/15 23:34
- 名前: ハマ
- 早速ありがとうございます。
元気な人で、毎日の散歩、老人会に出掛けたり張り切っていました。 尻餅8/11の前は、転んで足にヒビ6/25が入りました。 治りかけで、箪笥の引き出しを引っ張って尻餅を付き、2日間は全く痛みなしが3日目になって激痛。
先生のご指摘のように、痛みは右の腸骨の回りの腰仙関節、背骨の横にある左の腸腰筋に衝撃が及んでいて、おへその周りを中心とした筋肉、消化器にも痛みが出ています。
色々な所に行って、痛くなるだもう行きたくないと拒否しています。 住まいは静岡県なので先生の治療院が神奈川県で連れて行くわけにも行かず、ちょっととお願いできないと思っています。 静岡県中部に治療院がありましたらご紹介下さい。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.3 ) |
- 日時: 2006/02/16 09:15
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- 手技療法へ行って、かえって痛くなる・・、これは、よく聞きますよね。
痛いことをされたお母さまの気持ちは、わかります。
実際にもそのような方々が多く、私のところにも悪化したということで、よくお越しになります。 普通の腰痛やヘルニアは、それほど難しいと思うことはあまりありませんが、さまざまいじくられたり、ムリな矯正を何度もかけられたりした体ですと、やっかいになっていることもあります。
しかし、ホントに効果のある施術というのは、痛いことはせず、むしろ気持ちのよいものです。 たとえば腰でも首のヘルニアでも、変形性○○でも、やっているうちに寝てしまう方も多い。
これまでも医師にはもう治らないと言われたか、どこへ行ってもよくならないという方はずいぶん診ましたが、ほとんどはスッとよくなっています。 それは、体を読んで、その声に素直にしたがっただけの話なのです。 ここが、形だけを見て直そうとする療法とは異なる部分です。 しかし、あきらめかけていた症状がよくなって喜んでいただける瞬間は、私もとても嬉しいものです。
そこで、静岡県には知っている先生はおりませんが、東海道線あたりで行けるようであれば、定休日にこちらからうかがっても構いません。 また、このスレッドを見てる方で、もしもお近くにこの先生であれば・・、という情報がありましたら、お知らせいただければと思います。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.4 ) |
- 日時: 2006/02/16 21:27
- 名前: ハマ <marintyo@msn.com>
- 愉和さんのHP見せていただきました。
痛い痛いできている母にとって、体に優しく改善していくことに共感を覚えました。 野口整体・操体法…自然形体療法ですか?
今母を説得していますが、どこに行っても同じだからと〜なかなか首を縦にふってくれません。 私の気持ちは今すぐにでもと思うのですが、頑固な母ですので、少し様子をみたいと思っています。
「また、このスレッドを見てる方で、もしもお近くにこの先生であれば・・、という情報がありましたら、お知らせいただければ」と…先生が投げかけてくださったことも感謝しています。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.5 ) |
- 日時: 2006/02/17 00:14
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- 力で骨を動かそうとしたり、固いところをほぐそうとしたりするのは、なぜそうなっているのかを検証せずに、目で見える形だけにとらわれた手法ですね。
たとえてみますと、つっかえ棒のかかった引き戸をムリに開けようとする方法と言えるかもしれません。 ですから力を使ったり、衝撃を与えたりしなければならないわけです。 戸が丈夫であれば、それでも開けばどうにかなりましょう。 しかし、弱っているとすれば、戸そのものが壊れるかもしれません。 もしもお母さまが、そのようなことをされたとすれば、トラウマになっても致し方ないかもしれません。
しかしホントに大切なことは、そのつっかえ棒をスムーズにはずすことなのです。 そうすればすべてにムリ、ムダがなく、しかも早くに開きます。
よく、汗をかきかき、懸命にほぐしたり矯正したりするというお話を聞きます。
受ける側も、それを親切と勘違いしたり、また、痛いことをしないと治らないと思いがちです。 ところが、からだは治すものではなく、治るものであり、しかも気持ちのよさで快復するものなのです。
治療をする側は、むしろ息を静かに保ち、微細な硬結をも感受できるよう、明鏡止水の地平にいて、「形にあらわれる以前」「大本のバランス」にアプローチすべきではないかと考えます。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.6 ) |
- 日時: 2006/02/17 00:15
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- そうすれば、からだはおのずと変化し、骨格も整います。
これが、たとえばヘルニアであっても、ほとんどが早期に快復してしまう操法の方法です。
いまは、お母さまの気持ちが落ち着くのをお待ちになってよいと思います。 また、もしもお近くでよい先生がおられ、私が出るまでもなければ、それはそれで結構なことです。
野口整体や操体法につきましては、簡単な解説は私のHPにもありますし、トップページからリンクしているブログにも詳細が書かれています(ただし、ちょっと長いかもしれません・・)。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.7 ) |
- 日時: 2006/02/17 18:37
- 名前: ハマ
- 重ね重ねありがとうございます。
野口整体や操体法…見せていただきました。 HPを印刷、読んで母にも見せ、 気持ちがそちらに向くように努力しています。
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Re: 尻餅から腰痛〜腹痛 ( No.8 ) |
- 日時: 2006/02/18 12:11
- 名前: 愉和 清水 <ryu-s@mbd.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www.yuwa-seitai.net/
- 委細、承知いたしました。
あわてることはないと思います。 いつでも、ご連絡くださいませ。
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