Re: 母のすべり症を治したいです ( No.1 ) |
- 日時: 2008/01/15 15:20
- 名前: 千駄木治療院
- 参照: http://homepage3.nifty.com/sendagichiro/
- はじめまして
すべり症は思い切って手術を受けるのもひとつの選択肢ですが、必ずしもそれでよくなる保障はないですし、勇気がいるものです。
軽度ということですので、なるべく痛みが出ないように日常生活で大きく支障がないように管理していくというお考えであれば、整体やカイロなどの治療法が選択肢となりますが、慎重に治療院を選ばないとかえって悪化するということにもなりかねません。
すべり症の治療は細心の注意を払いながら少しずつ改善させていくという根気と技術が必要な症状です。残念ながらすべり症に完治はありませんので、うまく管理していくことが必要です。定期的な通院が必要なことが多いですので、なるべくお近くで探されるのがよろしいかと思います。
十分情報を集められ、正しい選択をすることがまずなによりも大切です。
日常生活では腰をあまりそらせると悪化することが多いですので、お気をつけください。
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Re: 母のすべり症を治したいです ( No.2 ) |
- 日時: 2008/01/15 21:46
- 名前: mai
- 千駄木治療院さま、ありがとうございます。
手術を受けるのも選択肢とのことですが、手術は最終手段かと考えていました。いまの状況(比較的軽度?)でも予防的に手術することも考えられるということでしょうか。
治療院は何を基準にを選べばいいのか分からず困っているところです。前に、足を引っ張る治療(?)をしてもらったところ、次の日痛みで立てなくなるという経験があるので、治療院選びにはいっそう慎重になっています。やはり患者の評判を聞くことが一番でしょうか・・・?
あと、定期的な通院とは週一くらいのペースで通わねばならないのでしょうか。 実家は田舎なのであまり選択肢がありません。 大阪まで電車で一時間なので、評判の良い治療院があれば通うのもアリかな、と思っていたのですが、通えて月一という感じなのですが・・・。
腰を反らさないことも、母に伝えておきます。 アドバイスありがとうございます。
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Re: 母のすべり症を治したいです ( No.3 ) |
- 日時: 2008/01/16 15:01
- 名前: 千駄木治療院
- 参照: http://homepage3.nifty.com/sendagichiro/
- こんにちは
手術はあくまでも最終手段です。すべり症は骨が分離した上で前方にすべることが多いのですが、この場合、手術以外に治す方法がありませんので、ひとつの選択肢として申し上げました。説明不足でした。
整体やカイロの治療は背中側から前方(おなか側)に押すような治療が多いのですが、すべり症の方はすでに骨の位置が前方にすべっていますので、このような治療は適切ではありません。
どのような治療をするのかやすべり症の治療経験など事前に確認し、評判のいいところをお探しになってください。
骨格的観点から正しく治療を行えばすべり症に非常に効果的なことも多いのですが、へたに骨をいじるよりはとりあえず、はりなどで筋肉の緊張をとる治療を受けてみるのもひとつの方法かと思います。
大腰筋という骨を前に引っ張る筋肉を緩めたり、腰周りの筋肉の硬結をとったりすることで改善する場合もあります。
はりも手技ですので施術者のうまい下手は勿論ありますが、一応国家資格ですので、最低限のレベルはあるとは思います。
治療は最初はある程度つめて通うことも必要かと思います。症状がとれ落ち着いてきたら定期的なケアという意味で月1回ぐらいになれば治療としては成功だと思います。
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Re: 母のすべり症を治したいです ( No.4 ) |
- 日時: 2008/01/16 19:56
- 名前: 背骨
- すべり症には後ろの骨(椎弓)が分離して前方にすべる分離すべり症と分離を伴わず椎間関節の高度変性に伴ってすべる変性すべり症に大別されます。分離すべり症は神経の本幹の圧迫はなく、神経の枝(神経根)に圧迫を生ずる事が多い疾患です。変性すべり症は神経のトンネル自体がずれるので神経本幹と神経根の両方とも冒される危険性があります。ただし、いずれも40〜50才を過ぎればすべりの度合いは悪化しません。すべり自体は症状発現以前にあり、何らか原因で神経周囲の炎症(化学的刺激)で神経症状(下肢のしびれや麻痺)を生ずるようです。このため、まず炎症を抑える為に消炎鎮痛剤を使用し、(まだ機序は不明ですが)血流改善薬(プロスタグランディン製剤)をしようする事が治療の第一選択となります。やく3ヶ月ねばると症状が軽快する事が多いようです。日常生活指導として、まず体重を増やさないことと腰椎後屈(背伸びの状態)を避けることでしょう。腰椎後屈では神経の入っているトンネルが狭くなるので、立位や歩行ではむしろ症状が悪化します。腰椎を強制的に前屈位とするウィイリアム装具と言うものもありますので、どうしても手術をさけるのであれば一考される方法でしょう。
手術の多くは成功しますが、100%保証できるものではありませんので予防的手術には賛成しかねます。 手術の適応は下肢筋力低下(運動神経麻痺)や排尿障害を伴う人は絶対的適応でしょう。歩行中に悪化する下肢の痛みやしびれでは投薬など保存的治療を3ヶ月以上おこなっても改善傾向になく、連続した歩行が良くても500m以下しかできない事が目安となります。
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Re: 母のすべり症を治したいです ( No.5 ) |
- 日時: 2008/01/17 10:04
- 名前: αカイロプラクティック小倉東 <alpha_chiro374976@ybb.ne.jp>
- 参照: http://www.geocities.jp/alpha_chiro7/
- 横レスで失礼します。
maiさん、はじめまして。 私も、元腰椎すべり症だったのですが、(自分で矯正して)治りましたよ。 他にもいろいろな治療法で治った例もあるかと思いますので、決して希望は捨てないで下さい。
いくつか気になることがありましたので、書きます。
1・変形性膝関節症があるようですが、膝と腰どちらが先に痛んだのでしょうか?
もし、テニスや横座りなどの影響により膝を先に痛めていたのであれば、先に膝の治療をして両足のバランスを整え、腰の負担を減らした後で腰の治療をすれば、症状が改善しやすいでしょう。同時にO脚も治るかもしれません。
2.もともと猫背ではなかったでしょうか?
腰椎すべり症の発症原因が、事故などでなければ、膝の痛みや猫背が原因で骨格バランスが崩れた為に、第5腰椎に負担をかけ反らす動作時に前方にすべらせてしまったのかもしれません。
以上の推察が当たっていれば、全身の骨格バランスを整えることで、改善できる可能性があります。 ただし、すべり症の施術が出来る治療院は、千駄木治療院の宮下先生がご指摘のように、全国的に少ないようですから、改善例があるかよくお調べになって、納得されてから行かれて下さい。 maiさんのお母様が、早く良くなりますよう御祈り申し上げます。お大事に。
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Re: 母のすべり症を治したいです ( No.6 ) |
- 日時: 2008/01/18 15:47
- 名前: 背骨
- 一般的には腰椎伸展位(後ろにそらすこと)でレントゲン学的には腰椎の前方すべりが矯正されますが、矯正にすると神経周囲にある既に痛んでいる椎間板や黄色靭帯などの組織が神経のトンネルにたくれ込み神経症状(下肢のしびれなど)が悪化します。
レントゲン的経過ではすべりの進行やすべっている椎間(背骨と背骨のあいだ)が狭くなり動きが自然とずれたまま動かなくなる事はありますが、自然に矯正された人は残念ながらみた事がありません。しかし、レントゲンのずれと神経の症状はかならずしも比例しないので、カイロなどでも自然経過で症状が改善する可能性は十分にあると思います。 重要な事は運動神経麻痺を生じた場合は民間療法では加療不能なので、その際は速やかに専門病院を受診されることをお勧めします。麻痺がない場合は民間療法を試してみてもよいかもしれません。
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