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女性の腰痛 〜その原因に対する予防と治療対策について。今回は、腰痛の予防と対策についてお話させて頂きます。 身近な日常生活に潜む腰痛の原因を紹介したりしながら、下記、「1−患者さん自身による予防」と「2−クリニックでの予防」の二つのセクションに分けて解説してゆきます。
● 患者さん自身による予防 (生活習慣の改善) ● クリニックでの予防と治療
まずはじめに申し上げておきたい事は、ご自身による予防・クリニックでの予防、どちらも大切なことですが、腰痛の治療や予防対策においては、腰痛の原因となる生活習慣の改善をはじめとした「ご自身による予防」が、とても大切な事であると申し上げておきます。 この事は、女性の腰痛に限らず、様々な原因からなる腰痛の治療や予防対策に重要な事と言えますので、普段から意識して取り組むようにしてゆきましょう。
それでは、「1−患者さん自身による予防」のセクションをみてゆきます。 このセクションは、腰痛の治療や改善、そして予防に・・・とてもとても重要になるセクションです。
1. 患者さん自身による予防 (生活習慣の改善) -身近にひそむ腰痛の原因。現代医学でも、腰痛や肩こりなどは「生活習慣病」と、言われています。 下記にあげる事は、ごく普通の日常生活の中にひそむ腰痛の原因としてあげられる事です。言い換えれば注意しなければいけない事柄ですね。 下記、あてはまる事がある方は、つねに腰痛になる原因を抱えているとも言えるので、注意して改善を心掛けましょう。
(例) 仕事 ・ 長時間、座っていることが多い。 ・ 長時間、パソコンを使っている。 ・ 長時間、車に乗っている姿勢が悪い。 ・ 精神的ストレスが多い。
(例) 生活 ・ 運動不足である。 ・ ねこ背である。 ・ よく足を組む。 ・ 寝不足のことが多い。 ・ 食生活が乱れている。 ・ 精神的ストレスが多い。
腰痛を根本的に改善するには、自身の意識改革が必要です。肩こりや腰痛は、生活習慣における肉体的・精神的なストレスが、「痛み」として現れたものです。 ですから、たとえクリニックですばらしい治療を受けたとしても、患者さん本人が「痛みの原因」である生活習慣の改善を行わない限り、その治療効果は半減してしまいます。 つまり、現在の悪い生活習慣を続けているうちは、腰痛や肩こりが根本的になくならないのです。 その為、私は患者さんに必ず、「治すのは私ではなく患者さん自身です。」と、いうことを伝えます。 なぜなら、患者さんの意識が変わらない限り、根本的な解決にはならず、ホスピタルショッピング(病院やクリニックにいろいろと行くこと)が、永遠に続くと考えるからです。
心に対するケアも大切。また、女性の腰痛・肩こりには、生理・妊娠・出産・閉経などに伴う、「ホルモンの作用」も大きく関係しています。 ホルモンが体へおよぼす影響については前のコラムでも説明しましたが、ホルモンはまた、精神面へも影響をおよぼします。 その為、女性は男性に比べて精神的に不安定になりやすく、それが腰痛・肩こりの原因になるということも見過ごせません。 この事からも、体だけではなく、心に対するケアも大切だと言えるのです。
セルフケア...ご自身で改善に取り組んでいただきたい事。以上、二つのことから、患者さんには、以下の日常生活におけるケアをお勧めします。 なぜ?下記のケアが必要なのかは、先に述べたとおりです。 そうです、患者さんご自身が生活習慣の改善を行わない限り、「治療効果が半減してしまう為」。 又、下記が改善されていないということは、「腰痛になる原因が残ってしまっている」と、いうこと・・・ すなわち、「腰痛の治療改善の根本的な解決になっていない」からです。
● 姿勢を改善する。 ● 定期的に運動をする。 ● 栄養に気をつける。 ● 精神的なストレスを取り除く。 ● 良い睡眠をとる。
2. クリニックでの予防と治療。上記の悪い生活習慣の結果、靭帯・筋肉・関節・椎間板などに「変形」が起こることがあります。 例えば、●変形性脊椎症・椎間板ヘルニアなどです。
また、加齢やオーバーユース(使いすぎ)による「変形」もあります。 下記が代表的な例です。 ● 仙腸関節の変形・・・30歳前後 ● 骨粗鬆症・・・閉経後 ● 椎間板ヘルニア・・・30歳〜50歳前後
これらの「変形」や先述のコラムで書いた「構造(解剖学的)に負担」がある場合、腰痛症状が慢性化したり、突然、腰痛症状が悪化する可能性があります。 この事からも、 「突然の腰痛」に襲われないためにも、変形の原因を改善し、予防としての治療を受けることが必要となるのです。
クリニックでは、以下の部位に働きかけをします。 ● 筋肉や靭帯に対して。 ● 関節に対して。 ● 神経に対して。
腰痛の予防、治療改善に需要なことしかし、クリニックでの治療でも「解剖学的な変形」 がある場合、その変形を治すような100%の治療は不可能であると私は考えています。 もし、クリニックの治療で痛みが無くなったとしても、変形そのものが治ったわけではなく、その変形とは一生うまく付き合っていくしかないのです。
そうです、腰痛の予防や再発防止、治療や症状の改善に重要な事は・・・ 「患者さん自身のセルフケアが最重要なのです!」
腰痛の「再発」や「悪化」を防ぐためにも、生活習慣の改善として、「ストレッチ」や「運動」、そして「定期的なメンテナンス」を心がけましょう。 定期的なメンテナンスには、「予防医学」と言われているカイロプラクティックはお勧めです。
〜最後に〜 今回でとうとう最後のコラムとなりました。 私の都合でコラムの執筆は不定期でしたし、文章につたない部分も多々あったと思います。それでも最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今回のコラムが女性に限らず、少しでも多くの読者の方のお役に立つ情報になれば、大変嬉しく思います。 これからも何か不明な点やご相談などがありましたら、お問い合わせください。出来る限りお答えいたします。 長い間ありがとうございました。 ほうじょうカイロプラクティック・整骨院 -院長 北條 善之
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