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椎間板ヘルニアの保存療法(ブロック注射・牽引-けん引等)について

※ここでの保存療法とは、理学療法含め、外科的手術以外の治療方法とします。

 

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「よくわかる!椎間板ヘルニアの勘どころ」 椎間板ヘルニアの治療(保存療法-ブロック注射・牽引-けん引等)について

よくわかる!椎間板ヘルニアの勘どころ


椎間板ヘルニアの治療では保存療法によって、多くの方の症状改善が見込めると言われています。

病院での治療も、保存療法・中間療法・手術と大きく3つにわけられますが、ほとんど場合、(症状にもよりますが)こうした保存療法からスタートする場合がほとんどです。

腰椎椎間板ヘルニアの場合には、安静、牽引、硬膜外ブロックなどがもちいられます。

また、一般的に言われる保存的療法の他にも、鍼灸治療・カイロプラクティックも効果的な治療の一つと言えるでしょう。

いずれの治療法にしても、患者自身が直したいと言う気持ちを持つ事と、キチンとした知識・技術を併せ持った病院・治療院選びが治療において効果を出せるか否かの第一歩になるのは間違い有りません。

 

 
●牽引治療(骨盤牽引)

骨盤にベルトをかけて引っ張る治療法。

腰を引っ張ったりゆるめたりして過重をかけ、伸ばすことにより腰部周辺の筋肉の緊張をとってやわらげ、安静を保ちます

また、椎間板にかかる圧力を減らすことによって、
ヘルニアの進行を防止する効果もねらえます。

  • 間歇牽引  体重に合わせて15〜20分間断続的に牽引する
  • 持続牽引  弱い力で数時間牽引する

※ 痛みの強い時は効果的ですが、長期の漫然とした牽引は
  かえって症状を長引かせる事もあると言われいるので注意が必要です。

自宅で出来るけん引機具も発売されているようです。

 
●温熱療法

ホットパックやマイクロウェイブなど

温めることにより、血流を改善し、筋肉の緊張と痛みをとる治療法。

※熱をもっていたり炎症が起こっている場合はしては注意が必要です。

 
●低周波治療

接骨院でよく見かけられるものです。

電気刺激により筋肉の働きを促し疼痛の除痛に使われます

 
●神経ブロック

神経伝導路(道すじ)に局所麻酔剤を注入し、痛みの伝達を止め(ブロックする)

血流を良くし、筋肉の緊張を緩めます。

また、体のどこに異常が起きているのか特定することもできる

 

・神経根ブロック  

知覚神経(疼痛の緩和)、 運動神経(筋弛緩作用)をブロック

多くは神経根造影(X線透視)で神経根の圧迫や走行異常を観察しながら行われる

 

・硬膜外ブロック  

知覚神経(疼痛の緩和)、運動神経(筋弛緩作用) 交感神経(血行改善)をブロック

 

  • 腰部硬膜外ブロック 腰椎の棘突起の間から注射
  • 仙骨硬膜外ブロック 仙骨裂孔から注射

 

 腰痛は、様々な要因でおこります。自己判断せず、必ず、医師の診断・専門家のアドバイスを仰ぎましょう。


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